耳鳴りや難聴、耳に異物感や痛みを感じたり、耳の聞こえが悪い(難聴)といった症状があります。その症状によって発熱などを起こすこともあります。

おもな症状

耳が痛い、耳がかゆい、耳鳴りがする、聞こえにくい、耳だれがある、耳から出血する、耳垢が多い、など。

耳の主な病気

中耳炎

中耳炎とは、鼓膜の奥に細菌が感染しておこる中耳の炎症です。

代表的なものに、痛みや発熱を伴う急性中耳炎があります。

子供は耳と鼻をつなぐ管（耳管）の長さが短いため、鼻の炎症が耳へ波及しやすく中耳炎にかかりやすいと言われていますが、鼻やのどのへの感染などから大人がかかることもあります。

耳鳴り

耳鳴りとは、実際に音がしていないにもかかわらず、何か聞こえるように感じる現象です。

症状が重い場合は、不快感や不眠、ときにうつ状態などの症状を引き起こすこともあります。

頻度は少ないものの、耳鳴りが初期症状となり、腫瘍や血管病変の原因となることもあるので注意が必要です。

難聴

一般的に聴力が低下した状態のことを言います。

難聴と言ってもその種類や症状は多様です。最近よく知られるようになった病気に突発性難聴があります。突発性難聴は予兆が無く、突然聞こえに障害をきたす病気です。殆どの突発性難聴は片側の耳だけに発生し、初期にはめまいや耳鳴りを伴うこともあります。適切な早期治療や安静が必要になりますので、上記のような症状が出た場合は、早めに当院にご相談ください。